Finalmouse ULX Phantom レビュー|初期ロットとビルドクオリティについて

この記事にはプロモーションが含まれています

Finalmouseで人気のシリーズUltra Light Xの定番モデルである、Phantomを入手したのでレビューしていきたいと思います。

Ultra Light Xシリーズは定番モデルとしてPhantomとGuardianが販売されています。

机の上の青い鳥のロゴが入った箱と黒いゲーミングマウス

Ultra Light Xシリーズはサイズ展開が3種類存在しています。

Ultra Light Xは「Cheetah」「Lion」「Tiger」のサイズで販売されており、登場時はファーストロットとして「Lion」が最初に販売されました。

3つのマウスのサイズ比較図

ファーストロットはかなり不具合が多く、ビルドクオリティも低かったのでかなり不評でした。

今回はそんなFinalmouse ULX Phantom Lion(ファーストロット)を入手することができたので、詳しくみていきます。

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Contents

Finalmouse
Ultra Light X Phantom 特徴・スペック

FinalmouseのPhantomはシリーズの中でも筆者のお気に入りです。

前回のStarlight12もPhantomを購入してレビューしました。

今回のUltra Light Xは限定販売とはなっておらず、今までよりも台数は多く出荷されており、シリアルナンバーも刻印されていません。


Finalmouse Ultra Light X Phantom
センサーPixArt PAW 3395
ボタン数6個
重さ37±2g
サイズ長さ121.3mm、幅56.8mm、高さ37mm
ポーリングレート500Hz~8000Hz
DPI400/800/1600/3200/6400 DPI
接続方式2.4GHz
価格$189.99
Mサイズ

Ultra Light Xはサイズ展開は3種類で、カラーは「Phantom」と「Guardian」の2種類です。

対応しているDPIは最大26,000 DPI(センサー上)ですが、ソフトで初期設定されているDPIは表の通りとなります。

現在ではカスタムDPIが使用可能となっており、100単位で好きな数値に変更することができます。

概要

今回のfinalmouseは限定生産となっておらず、ナンバーが刻印されていません。

いつでも購入できるfinalmouseとして販売されていますが、実際のところはずっと売り切れ状態になっており、在庫が入荷するのもかなり気まぐれな状態となっています。

左右対称に配置された黒いゲーミングマウス
黒色のマウスの拡大図
黒色のデザインされたパソコン用マウス2個

finalmouse Ultra Light Xは2種類のカラー展開となっています。

素材には前作Starlightシリーズのマグネシウム合金とは違い、カーボンファイバー複合素材が使われています。

これにより強度と軽量を両立させようとしています。

その他にも以下のようなバージョンアップがなされています。

  • 軽量化(47gから37g)
  • カーボンファイバー複合材採用
  • スクロールがむき出し(ゴム等がない)
  • デザインを変更
  • ソールガイドが埋め込み式
  • 各性能アップ
  • クリック感変更
  • DPI変更ボタン廃止
  • Webソフト対応
  • USB type C変更

変更点はかなり多いんですが、必ずしも評価が高いとは言えないのが、このULXでした。

付属品

Finalmouse UltralightX ULX マウスと付属品

finalmouse Ultra Light Xの付属品は今までのシリーズと大きくは違いません。

発送時期によっては、サイドに貼り付ける滑り止めグリップが付属していました。

黒い充電ケーブルとロゴ入り円形小物

ケーブルはUSB type Cに変更されており、ドングルも光るものに変わっています。

ドングルは好みの色に変更したりできますが、マウスのバッテリーによって色を変える機能もついているので、バッテリー残量が分かりやすくてかなり良かったです。

Finalmouse
Ultra Light Xシリーズ一覧

ハニカム構造の黒いゲーミングマウス
UltralightX Guardian
Archived | c. 2023
黒いゲーミングマウス
UltralightX Phantom
Archived | c. 2023
水色のハニカム構造ゲーミングマウス
ULX Pro Series – Tarik
Archived | c. 2024
プラダの服を着た人が浮かぶ白いゲーミングマウスを見ている写真
ULX Pro Series – Aceu
Archived | c. 2024
ハニカム構造デザインの黒いゲーミングマウス
ULX Competition
Archived | c. 2024
穴あきデザインのパソコン用マウス
ULX Prophecy – Clix
Limited Edition
赤いハニカム構造のゲーミングマウス
ULX Prophecy – Scream
Limited Edition
緑色の六角形デザインのゲーミングマウス
ULX Prophecy – Tarik
Limited Edition
紫と金の模様の入ったハニカム構造のパソコン用マウス
ULX Prophecy – Tfue
Limited Edition

公式サイトより引用

Finalmouse Ultra Light Xも様々なシリーズが登場しています。

驚異的な軽さを全面に押し出しており、PhantomとGuardianから販売開始しました。

その後、プロモデルである「Ace」「Tarik」が登場し、サイドのハニカム構造を廃止したCompetitionが販売されています。

最近では各プロモデルとしてULX Prophecyが登場しました。

カーボンファイバー複合シェル

木目調の背景に置かれた穴あきデザインの黒いマウス

前作のStarlightではマグネシウム合金が使われた金属製のマウスでした。

Finalmouse Ultra Light Xでは、大幅に素材を変更しカーボンファイバー複合素材になりました。

手のひらに乗ったハニカム構造の黒いマウス

マグネシウム合金はStarlightが販売された後、他社製でもよく見るようになってきていたので、大きく素材を変えたのはブランドとしても正解だと思います!

カーボンファイバー複合素材は、マグネシウム合金よりもかなり軽い素材になっており、剛性もある素材です。

穴あき黒色ゲーミングマウス

Finalmouse Ultra Light Xはブラックがメインになっていますが、プロモデルや後続のCompetitionはユーザーの声を取り入れたり、ビルドクオリティが見直されて様々なカラーが登場しています。

超軽量のマウス

手のひらに乗ったハニカム構造の黒いパソコンマウス

Finalmouse Ultra Light Xはかなり軽量になっており、公式サイトでは「コーラ缶の中に入っている砂糖よりも軽い重量」「イチゴ1個よりも軽い」と謳っています。

前作のStarlight12よりも10g軽くなっています。ですが、形は大きくは変わりません。

8000Hz
ポーリングレート

ポーリングレートは最大で8000Hzに変更する事ができます。

穴あきデザインの黒いパソコン用マウス

ポーリングレートを高くする事で、マウスとPC間の通信の回数を増やすことができます。

これにより、操作をより細かくすることができます。

高ポーリングレートは、デメリットもあるので詳しく知りたい方は以下の記事にまとめています。

クリックとホイール質感

黒色のデザインされたゲーミングマウス

Finalmouse Ultra Light Xのクリック感はfinalmouseの中でも少し変わっています。

クリックとスクロールホイールについてのレビューは以下です。

クリック感について

ULXのクリック感については、今までのマウスに比べるとクリック感が弱い感じがあります。

Starlightシリーズはしっかりとしたクリック感がありますが、ULXはかなり軽い押し心地になっており、好き嫌いが分かれるかと思います。

スクロールホイールについて

ULXでは通常のスクロールホイールとは違い、ゴムなどの滑り止め素材が使われていないため、とにかく滑ります。

これはファーストロットから最新のモデルまで同じです。

個人的には前作のStarlightシリーズが好きです。

ビルドクオリティについて

Finalmouse Ultra Light Xのファーストロットは「Lion」→「Cheetah」and「Tiger」の順で作られて発送されました。

ファーストロットのLionはビルドクオリティにかなり問題があり、CheetahとTigerでは少し改善されましたが、それでもユーザーに納得されるほど改善されたわけではありませんでした。

ハニカム構造の黒いパソコン用マウス

これらのこともあり、ULXは価格の割にビルドクオリティが最悪のシリーズというイメージがあります。

  • クリック部分の横揺れ
  • マウスサイドの軋み
  • 底面のバッテリー固定用テープがむき出し
  • マウスのお尻側の強度不足(へこむ)

ネット上でもこのような声が大きく、ULXでは問題視されています。

Starlight12でもビルドクオリティについては問題視されていましたが、筆者視点ではULXの初期パッチではかなり問題点も多いと感じました。

購入したULXのビルドクオリティ

ハニカム構造の黒いゲーミングマウス

実際に手にしたUltra Light Xのビルドクオリティですが、今までワイヤレスのfinalmouseを色々触ってきましたが、噂通りといったところでした。

finalmouse ULX

  • クリックが横に揺れる
  • おしり部分の剛性が弱い
  • バッテリーを止めているテープ部分にホコリが付く

様々なレビューがありますが、ほとんど当てはまっています。

ただ、サイド部分のかみ合わせが悪くしっかりハマっていないパターン(分解して組み直せば解決)はありませんでした。

Finalmouse Ultra Light X
他のマウスとの比較

穴あきデザインの模様が異なるパソコン用マウス3つ

今回は前モデルであるStarlight12と最新モデルであるULX Prophecyと比較していきます。

それぞれfinalmouse同士の比較ですが、他モデルとの比較も見たい方は、以下の記事から見れます!

気になる方はぜひ参考にしてみてください!

Starlight12 Phantomと比較

穴あき軽量マウス2個

他のマウスでも解説していますが、finalmouseを始めて購入する方はMサイズ(Lion)がおすすめです!

finalmouseは全体的にサイズ感は小さめなのが特徴です。

ULXシリーズはサイズ展開が3種類で、Lサイズ(Tiger)がLogicool G Proと同じサイズなので、乗り換えやすいとは思います。


Starlight-12 Phantom(M)

Ultra Light X(M)
長さ124.2mm121.3mm
66.8mm56.8mm
高さ38.2mm37mm
重量47±2g37±2 g

公式のサイズ表ですが、Starlightよりも少し小さめです。

模様入りのゲーミングマウス2つ

クリック感はStarlightのほうが強めで、ULXはネチョッとしています。

Starlightはしっかり感が強く、ULXは浅い感じです。

穴あき軽量ゲーミングマウス2台

Phantomシリーズで後継モデルですが、Starlightはデザインがすごいですよね!

Starlight12はクリック時にデザイン部分が干渉して少しクリックしづらい感じはありますが、ULXでは全くありません。

DPIボタンは筆者は気に入らなかったので、ULXのほうがいいと思いますが、全体的にはStarlighthのほうが好みです。

穴あきデザインのゲーミングマウス2個

全体的なデザインはStarlightのほうが派手で高級マウス感があります。

Starlightは基本的にこのデザインで、モデルによってカラーが違いますが、どれもかっこいいですよね!

Finalmouse ULX Prophecyと比較

穴あきデザインの黒と白のパソコン用マウス

Finalmouse ULX ProphecyもULXシリーズのプロモデルですが、大きな違いはサイドのハニカム構造のみになります。


Finalmouse ULX Prophecy

Finalmouse ULX Phantom
長さ121.3mm121.3mm
56.8mm幅56.8mm
高さ37mm37mm
重量36±2g37±2g

サイズは同じシリーズ故、おおきな変化はありません。

穴あきデザインの黒と白のゲーミングマウス

違いはスイッチのの種類やセンサーなどありますが、見た目ではサイドのハニカム構造になります。

より持ちやすく滑りづらい設計になっている構造はCompetitionを参考に作られています。

サイドの肉抜きがなくなったモデルですが、中身の無駄な構造を削ぎ落として、Phantomよりも軽くなっています。

アップデートについて

finalmouseはこのUltra Light Xシリーズから、ソフトウェアで設定を制御できるようになりました。

アップデートもXPANELからできるようになっています。

Finalmouse製マウスの設定画面

アップデートがされていなかったので、アップデートをしてみました。

以下に手順を載せておきます。公式サイトにもアップデート方法が掲載されています。

STEP
XPANELにアクセスする
マウスのドングル接続を促すエラーメッセージ

マウスをUSBケーブルで直接繋ぎます。

XPANELにアクセスして、Firmwareを選択してください。

STEP
Firmwareからアップデートを選択
Finalmouse社のマウス設定画面 ファームウェア更新チュートリアル動画

「Mouse Update」と「Dongle Update」が表示されているこの画面でアップデートできます。

どちらからアップデートしてもOKです。

STEP
finalmouseとPCを有線で繋ぐ
Finalmouse社のファームウェア更新画面

マウスかドングルを有線で繋いで、左上の窓から選択します。

STEP
ドングルとマウスをアップデートする
Finalmouse XPANELのファームウェア更新画面

繋いだ状態で、対象のアップデートをクリックします。

アップデートが始まりバーがすべて緑になったら完了。

公式のアップデート方法を見る

Ultra Light X
シリーズによってはおすすめできない

finalmouse Ultra Light X Phantom
総合評価
( 4 )
メリット
  • シリーズ最高峰の軽さ
  • Phantomらしいカッコよさ
  • 機能も最高峰
デメリット
  • ビルドクオリティが悪い
  • 価格が高い割に満足感が低い
  • Mサイズが微妙

finalmouse Ultra Light X Phantomは新シリーズとして登場した、正統進化のfinalmouseでした。

ですが、前作よりもビルドクオリティが悪く、少し残念な印象が大きいです。

ultralightと書かれた黒い箱

ULXシリーズは現在ではProphecyが登場しており、ある程度ビルドクオリティなども改善しています。

これからULXシリーズ購入を考えている方はProphecyを購入するのがおすすめです。

また、どうしても「Phantom」や「Guardian」が使いたい!という方は「初期ロットではないTiger(Lサイズ)」が最もおすすめです。

サイズ感はLionより少し大きいですが、販売されている定番マウスと同じ大きさで、そのまま軽いので一番移行しやすいと思います。

バッチ1のULXだけは辞めておきましょう。

筆者もLサイズを手に入れることができたら、レビューしたいと思います。

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