急速充電器というと、白や黒を基調としたシンプルなデザインの製品が多く、見た目で大きく差がつくジャンルではありません。
そんな中で登場したのが、日本発の充電デバイスブランド「PHYSCE(ファイス)」のRGB ECO 急速充電器 35Wです。
最大35WのUSB-C充電器ですが、本体にはRGBライティングを搭載。さらに、充電速度を抑えてバッテリーへの負担に配慮するBatteryEcoモードも備えています。
実際に使ってみると、充電性能だけで選ぶなら他にも強力な選択肢があります。一方で、メカニカルなデザインやRGBライティングには、一般的な充電器にはない面白さを感じました。
今回はPHYSCE RGB ECO 急速充電器 35Wを実際に使い、デザインやRGB、充電性能、BatteryEcoモードまで詳しくレビューします。
PHYSCE 35Wのスペック

今回提供いただいた製品のスペックです。
PHYSCE 35Wを使ってみた第一印象

PHYSCE 35Wを手にして最初に好印象だったのが、パッケージです。
独特な質感のシンプルな箱で、製品の収まり方もきれい。Apple製品を開封するときに近い、すっきりとした印象があります。
新しいブランドということもあり、購入前はもう少し一般的なガジェットらしいパッケージを想像していましたが、開封したときの印象は想像以上に良好でした。


本体はコンパクトで、コンセントへ挿しても周囲との干渉はほとんど気になりません。
デザインはかなりメカニカルです。PHYSCEは側面の造形やRGBを含め、一般的な充電器よりもあえて存在感を出したデザインに仕上がっています。


個人的にはこのデザインはかなり好みです。
RGBライティングが想像以上に面白い
PHYSCE 35Wを使っていて、一番印象に残ったのがRGBライティングでした。
正直、使う前は「充電器にRGBが必要なのか」とも思っていましたが、実物を見ると想像していたよりもきれいです。
メカニカルな本体デザインとも相性が良く、充電器というよりデスク上に置く小さなガジェットのような感覚があります。
RGBデスクとの相性がいい
特に相性が良いと感じたのが、RGBライティングを取り入れたデスク環境です。

PCやキーボード、マウスなどをRGBでまとめているデスクなら、PHYSCEもその一部として自然に置けます。
一般的な充電器は良くも悪くも存在感を消す方向ですが、PHYSCEは逆です。
デスク上に置いたときにもデザインを楽しめるというのは、本製品ならではの魅力だと感じました。
暗い部屋ではかなり存在感がある
部屋を暗くするとRGBの存在感はさらに強くなります。
真っ暗な部屋で使うと、充電器ひとつでもかなりゲーミング感が出ます。

デスク周りでは面白い反面、寝室では気になる人もいるでしょう。
特に気になったのは、何も接続していない状態でもRGBが点灯することです。

RGBは本体ボタンから消灯できますが、未接続時に自動消灯するわけではないため、暗い部屋で使う場合は必要に応じて手動で消すことになります。
好きな色に固定できないのは惜しい
もうひとつ惜しいと感じたのが、RGBカラーを自由に設定できないことです。
PHYSCEのRGBは充電状態や出力に応じて変化する仕組みで、好きなカラーを選んで固定することはできません。

デスク全体をブルーやパープルなど特定のカラーで統一している場合、PHYSCEだけ別の色へ変化することになります。
RGBとの相性を大きな魅力として感じただけに、カラー固定機能があればさらにデスクへ合わせやすかったと思います。
BatteryEcoは面白いが使いどころを選ぶ
PHYSCEには、通常の急速充電とは別に「BatteryEco」モードが用意されています。
本体ボタンを長押しすると切り替わり、各ポートの出力を約5Wまで抑えて穏やかに充電する機能です。
急いで充電する必要がないときや、就寝中に時間をかけて充電するときには使いやすい機能でしょう。

ただ、筆者自身は実際に使ってみても「積極的にEcoモードへ切り替えたい」と思う場面はそれほど多くありませんでした。
さらに、コンセントから抜いて再び挿すとBatteryEcoは解除され、通常モードへ戻ります。
毎晩Ecoモードで充電したい場合は、その都度切り替える必要があります。
機能としては面白いものの、使うかどうかは充電スタイルによって大きく分かれそうです。
35Wはスマホ中心なら使いやすい
PHYSCE 35Wは最大35W出力に対応しています。
スマートフォンやイヤホンなどを中心に充電するのであれば、大きな不満は感じませんでした。

一方で、MacBook AirとiPhoneを同時に充電してみると、充電速度は明らかにゆっくりだと感じます。
MacBook Airを使いながら充電する用途では、35Wという出力は少し物足りません。
逆に、寝る前につないで朝までに充電できればいいという使い方なら、それほど気になりません。
高出力を必要とするノートPC用というより、スマートフォンを中心に複数の小型デバイスを充電する使い方が合っています。
発熱はあまり気にならなかった
使用中の発熱についても確認しましたが、筆者が使用した範囲では強い熱さはあまり感じませんでした。
もちろん使用する機器や環境によって変わりますが、日常的に触れる範囲では発熱が気になる場面はありませんでした。
また、現時点ではコイル鳴きのような高い音も確認していません。
メリット・デメリット
- メカニカルで個性的なデザイン
- RGBライティングがきれいでデスク映えする
- コンパクトでコンセント周りに干渉しにくい
- 使用中の発熱があまり気にならない
- パッケージまで含めて質感が高い
- RGBカラーを好きな色に固定できない
- 未接続でもRGBが点灯し続ける
- MacBookとスマホの同時充電では遅く感じる
- BatteryEcoは使いどころを選ぶ
- コンセントを抜くとBatteryEcoが解除される
よくある質問(FAQ)
- RGBライティングは消せますか?
-
本体のボタンからRGBライティングを消灯できます。ただし、機器を接続していない状態でも自動では消灯しないため、暗い部屋で気になる場合は手動で消す必要があります。
- RGBの色は変更できますか?
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好きな色を選んで固定することはできません。待機状態や充電出力などに応じて、自動的にライティングが変化します。
- BatteryEcoモードはどんなときに使いますか?
-
急速充電を必要としないときや、就寝中など時間をかけて充電したい場面に向いています。コンセントを抜き差しするとBatteryEcoモードは解除されるため、再度使用する場合は切り替えが必要です。
- MacBook Airでも使えますか?
-
MacBook Airでも充電できます。ただし最大35Wのため、作業しながら使う場合やiPhoneなどと同時に充電する場合は、充電速度を遅く感じます。
RGBでデスクに映える個性派充電器

- メカニカルなデザインとRGBがデスク上で映える
- コンパクトでコンセント周りに干渉しにくい
- 使用中の発熱があまり気にならない
- RGBカラーを好きな色に固定できない
- MacBookとスマホの同時充電では遅く感じる
- BatteryEcoは使いどころを選び、抜き差しすると解除される
PHYSCE RGB ECO 急速充電器 35Wを使ってみて最も印象に残ったのは、やはりデザインとRGBライティングでした。
メカニカルな本体とRGBの組み合わせは個性的で、特にRGBを取り入れたデスク環境との相性はかなり良いと感じます。
一方、最大35Wということもあり、MacBookとiPhoneを同時に充電すると速度は物足りません。ノートPCの充電速度を重視する場合は、より高出力な充電器のほうが向いています。
その一方で、PHYSCEには充電性能だけでは語れない魅力があります。
充電器を単なる電源としてではなく、デスク上に置くガジェットのひとつとして楽しみたい人には、PHYSCE 35Wは面白い選択肢です。
性能一辺倒ではなく、見た目やRGBまで含めて自分のデスクに置きたくなるか?そこが、PHYSCE 35Wを選ぶうえで一番大きなポイントだと感じました。

