ASUSの新型ノートPC「Zenbook 14 UX3480QA」をレビューします。
今回お借りしたのは、Snapdragon Xを搭載したコモドコーラルのモデルです。

実際にWordPressやChatGPT、写真編集などで使用してみました。想像以上に快適なノートPCでしたが、約19万円という価格は高いなと感じました。
ASUS Zenbook 14のスペック

Snapdragon Xは、Qualcommが開発したArm系のプロセッサーです。
IntelやAMDのCPUとは仕組みが異なり、省電力性能を重視しているのが特徴。
AppleのMシリーズとも共通する部分がありますが、Windowsでは一部アプリの互換性に注意が必要です。
コモドコーラルがかわいい
最初に気に入ったのは、コモドコーラルの鮮やかなカラーです。
一般的なノートPCとは違った華やかさがあり、非常に綺麗だと感じました。
一方、本体表面はザラザラとしたマットな仕上がり。


安っぽさはありませんが、MacBookやDELL XPSの滑らかな質感に慣れているため、個人的にはあまり好みではありませんでした。

重量は約1.1kg。特別軽く感じるわけではありませんが、14インチのノートPCとして違和感のない重量です。
OLEDは綺麗だが映り込みが気になる
14インチのOLEDディスプレイは明るく、非常に綺麗です。ただ、光沢感がかなり強く、周囲の映り込みが気になりました。

また、今回のモデルはタッチパネル非対応です。
これまで使用してきたタッチ対応の上位モデルには、反射も気になりにくいと感じた製品があったため、少し物足りなさがありました。
なお、Windowsの表示倍率は100%と125%を比較し、文字の読みやすさを重視して125%を選びました。
インターフェースも充実
インターフェースはUSB Type-Cを2基、USB Type-Aを1基、HDMI、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。


USB Type-Cは本体への給電や映像出力にも対応。USB Type-AやHDMIも備えているため、変換アダプターを使わずに周辺機器や外部ディスプレイを接続できる構成です。
操作性は良好。スピーカーは惜しい

キーボードはほどよい押し心地があり、打鍵感も良好です。サラサラとしたキーキャップの手触りも気に入りました。

タッチパッドも通常の操作では不満がありません。ただし、MacBookの3本指ドラッグに慣れているため、物理クリックを押しながらのドラッグは少し不便でした。
また、スピーカーの音質は正直あまり良く感じませんでした。
特に音の広がりが物足りず、普段使っているMacBook Airとの差を感じます。
Snapdragon Xの性能は十分
今回、最も気になっていたのがSnapdragon Xの処理性能です。
実際に使ってみると、IntelやRyzen搭載PCとの大きな違いは感じませんでした。
WordPress、ChatGPT、写真編集はどれも快適です。YouTubeをピクチャ・イン・ピクチャで再生しながら作業しても、問題ありませんでした。

今回使用した範囲では、起動できないアプリや目立った動作の遅さもありません。
ただし、すべてのWindowsアプリに対応しているわけではないため、特殊なソフトを使う場合は確認が必要です。
バッテリー持ちはかなり良い
特に気に入ったのがバッテリー性能です。
ChatGPTやWordPressを長時間使用しても、なかなか残量が減らない印象でした。
正確な駆動時間は計測していませんが、普段の作業であれば長時間使えると感じます。
また、バッテリー駆動では発熱もほとんど感じず、ファンの音も気になりませんでした。

ただし、充電しながらWindowsやASUSのアップデートをしていた際には、本体底面が結構熱くなりました。充電と更新作業が重なっていたため、原因は断定できません。
メリット・デメリット
- コモドコーラルの鮮やかでかわいいカラー
- Snapdragon Xでも日常作業が快適
- バッテリー持ちが良く、長時間使える
- バッテリー駆動時の発熱が少なく静か
- キーボードの打鍵感が良好
- ディスプレイの映り込みが気になる
- タッチパネルに非対応
- スピーカーの音の広がりが物足りない
- 本体のザラザラした質感は好みが分かれる
- 約19万円で256GB SSDは物足りない
実際に使ってみて満足できる部分は多かったものの、気になるところもいくつかありました。
特に購入を考えたとき、やっぱり気になるのは価格です。
約19万円の価格はどうなのか?
今回のZenbook 14は、189,800円(税込)。使い心地には満足していますが、16GBメモリ・256GB SSDという構成を考えると、少し割高に感じます。
同価格帯やその前後で購入できるノートPCと比較してみました。
| 製品 | メモリ / SSD | 価格(税込) |
|---|---|---|
| HP OmniBook 7 Aero 13 | 16GB / 512GB | 131,900円〜 |
| Dell 14 Plus | 16GB / 512GB | 161,398円 |
| ASUS Zenbook 14 | 16GB / 256GB | 189,800円 |
| ASUS Zenbook 14(AMD) | 16GB / 512GB | 209,800円 |
| MacBook Air 13インチ | 16GB / 512GB | 224,800円〜 |
より安いWindowsノートPCでも512GB SSDを選べる一方、Zenbook 14には約1.1kgの軽量ボディやOLEDディスプレイ、バッテリー持ちの良さという魅力があります。
日常作業の快適さやバッテリー性能は高く評価できるものの、価格に対する装備は控えめです。
特にMacBook Airとの差額は35,000円。OSは異なりますが、個人的にはこの価格差ならMacBook Airを選びたいと感じました。
Zenbook 14も15万円前後なら積極的に検討したいところですが、約19万円では競合製品と比較して選びたい一台です。
快適さは魅力、価格は少し強気

- コモドコーラルの鮮やかでかわいいカラー
- WordPressや写真編集などの日常作業が快適
- バッテリー持ちが良く、発熱や動作音も気にならない
- ディスプレイの映り込みが強く、タッチ操作にも非対応
- スピーカーの音の広がりが物足りない
- 約19万円の価格に対して256GB SSDは物足りない
実際に使ってみると、Snapdragon Xでも普段の作業は非常に快適で、特にバッテリー持ちの良さが印象的でした。
コモドコーラルの鮮やかなカラーや使いやすいキーボードなど、日常的に使うノートPCとしての完成度は高いと感じます。
一方、ディスプレイの映り込みやタッチパネル非対応、スピーカーの音質など、惜しい部分もあります。
さらに約19万円という価格では、MacBook Airをはじめとした競合製品も魅力的です。
個人的には15万円前後なら積極的におすすめしたいところ。もう少し手頃な価格になれば、幅広い人に選んでほしい一台です。



